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土蔵の解体費用の相場|価格を安く抑える方法や工事手順を解説

  • 家の解体
  • 2024.03.04

今回は「土蔵の解体にかかる費用が知りたい」という方に向けて、土蔵の解体費用の相場を解説します。土蔵の解体費用を抑える方法や工事の流れも解説しているので、土蔵解体に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

土蔵の解体費用の相場

土蔵の解体費用は、土蔵の状態や周辺状況によって異なり、1坪あたり3.5万~5万円前後が相場です。なかには、坪単価10万円になるケースもあるので、正確な金額を知りたい場合は、解体業者に現地調査のうえ見積もりを出してもらいましょう。

なお、木造の一般家屋の解体費用は坪単価3万~4万円で、土蔵の方が割高になる傾向があります。

土蔵の解体費用が高くなる理由

土蔵の解体費用が木造の一般家屋よりも割高になるのは、壁や屋根が崩れる可能性が高かったり、廃棄物の分別に手間がかかったりするためです。

ここからは、土蔵の解体費用が高くなる理由を解説します。

壁や屋根が崩れる可能性が高い

土蔵に使われている土壁は、何層にも塗り重ねてできており、解体時に崩れやすい特徴があります。そのため、一般的な木造家屋より慎重に作業を進める必要があり、工期が延びることで費用が高くなる可能性が高いです。

また、そのまま屋根を乗せるタイプの置き屋根が採用されている土蔵は、屋根が落ちてこないように注意しながら作業を進めなければなりません。その結果、置き屋根の土蔵は、さらに工期が延びて費用が高くなることがあります。

廃棄物の分別に手間がかかる

土壁は、練り込まれている竹やわらを事前に取り除いたうえで処分しなければなりません。竹やわらの分別は手作業で進める必要があるため、手間がかかることで費用が高くなる場合があります。

解体時に粉じんが発生しやすい

土蔵の解体工事は、ほこりなどの粉じんが発生しやすい傾向があります。そのため、作業員はマスクやゴーグルの装着が必要となり、その分の費用が上乗せされることがあります。また、散水をしながらの作業となるため、より多くの人手が必要になることも費用が高くなる要因の1つです。

土蔵の解体費用を抑える方法

土蔵の解体費用を抑えるには、事前に不用品を自分で処分したり、複数の解体業者に見積もりを依頼したりすることが大切です。

ここでは、土蔵の解体費用を抑える方法を解説します。

不用品を自分で処分する

土蔵の中に不用品が多く残っていると、撤去や処分にかかる費用が追加で発生します。そのため、事前に不用品を自分で処分しておくことで、解体費用を抑えられる可能性があります。

骨董品などが残っていれば、専門業者に高値で買い取ってもらえる場合があるので、価値のありそうなものが見つかったときは鑑定に出すのがおすすめです。

複数の解体業者に見積もりを依頼する

土蔵の解体費用を抑えるには、複数の解体業者に見積もりを依頼して金額を比較したうえで、納得のいく価格で作業してくれる業者を見つけることが大切です。複数業者の見積もりを比較すれば、明らかに高額な業者を見分けやすくなるでしょう。

なお、高すぎる価格を提示する業者だけでなく、安すぎる業者も注意が必要です。安すぎる業者は、高額な費用を追加請求したり、コストカットのために不法投棄をしたりする可能性があります。このような業者への依頼を避けるためにも、複数業者の見積もりを比較して相場を把握しておきましょう。

補助金・助成金を活用する

自治体によっては、土蔵の解体工事に対する補助金・助成金制度を設けている場合があります。ただし、自治体によって条件や補助金額が異なるので、事前にホームページや窓口で確認しておきましょう。

なお、すでに工事が始まっている、もしくは完了している場合は、補助金が下りないことがほとんどです。補助金・助成金が利用できない事態を避けるためにも、工事前に制度を利用したい旨を解体業者へ伝えておくのがおすすめです。

土蔵の解体工事の手順

土蔵の解体工事の手順は、以下のとおりです。

  1. 土蔵内の確認
  2. 解体業者の選定
  3. 養生シートや足場の設置
  4. 土蔵内の残置物の撤去
  5. 屋根の撤去
  6. 土壁の撤去
  7. 廃棄物の分別・処分
  8. 整地・最終確認

順番に詳しく見ていきましょう。

1.土蔵内の確認

まずは、土蔵内に残っているものを確認しておきましょう。価値がありそうなものは、専門業者が買い取ってくれる可能性があるので、鑑定依頼するのがおすすめです。そのほかの不用品は、自治体のルールに従って処分したり、リサイクルショップなどで売却したりすることで解体費用を抑えられます。

2.解体業者の選定

次に、依頼する解体業者を選びます。最初にホームページで「土蔵の解体工事の実績があるのか」「資格や許可を取得しているのか」を確認したうえで、見積もりを依頼する業者を絞りましょう。なお、土蔵の解体費用は、土蔵の状態や周辺状況によって変動するため、現地調査をしたうえで見積もりを作成してもらうことが大切です。

最終的に依頼する業者を決めるときは、見積金額や内訳、スタッフの対応などを参考にしましょう。工事後のトラブルを防止するためにも、工事項目に「1式」といった記載がある場合は、どのような工事が含まれるのかを確認しておくと安心です。

3.養生シートや足場の設置

依頼する解体業者が決まったら、解体工事の準備として養生シートや足場の設置に移ります。

騒音や粉じんによる近隣トラブルを防ぐためにも、養生シートを正しく設置してもらうことが大切です。現地を確認する際は、養生シートが土蔵より高い位置まであることを確認しておきましょう。

4.土蔵内の残置物の撤去

土蔵の解体作業に入るために、土蔵内の残置物を撤去します。事前に自分で不用品を処分しておくと、この作業は不要になるので、作業時間の短縮につながります。骨董品などがある場合は、買取店の出張サービスを利用するのも1つの手段です。

5.屋根の撤去

解体工事は、上から順に進めるのが一般的です。土蔵も同様に、まずは屋根の撤去から始めます。あとから廃棄物の分別がしやすいよう、手作業で撤去するケースも珍しくありません。

6.土壁の撤去

屋根を撤去したあとは、重機で土蔵の壁を解体していきます。「敷地が狭い」「周辺の道が狭い」などで重機が使えないときは、手作業で進めなければいけません。手作業での解体になると、工期が延びやすく、費用が高くなる場合があります。

7.廃棄物の分別・処分

土壁は基本的に、竹やわらを手作業で取り除いたうえで処分します。屋根や骨組みなどの廃材も、分別して処分場に運び出す必要があります。

なお、解体工事で発生した廃棄物は、処分場に運んで適切に処分しなければなりません。適切に運搬・処分されているのかは、マニフェストを見ることでチェックできます。不法投棄などのトラブルを防ぐためにも、事前にマニフェストのコピーをもらえるかを確認しておきましょう。

8.整地・最終確認

最後に土地を平らにならす整地を実施します。整地の方法にはいくつか種類があるので、その後の土地活用を踏まえたうえで、どの方法がいいのかを解体業者に相談しておきましょう。

整地が完了したら、廃棄物がのこっていないか、気になる箇所がないかを最終確認します。問題がなければ、引き渡しに進みます。

まとめ

土蔵の解体費用は、土蔵の状態や周辺状況によって異なり、1坪あたり3.5万~5万円前後が相場とされています。木造の一般家屋の解体費用と比較して高くなりやすいのは、壁や屋根が崩れる可能性が高く、廃棄物の分別に手間がかかりやすいためです。

土蔵の解体費用を抑えるには、不用品を自分で処分したり、複数の解体業者に見積もりを依頼したりすることが大切です。補助金・助成金が活用できる場合があるので、事前に自治体のホームページや窓口で確認しておきましょう。

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