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解体工事ができる時間帯は?規制する法律やトラブルを避ける方法を解説

  • 各種届け出
  • 2024.03.11

解体工事を依頼する際に夜遅くまで作業すると、近隣住民とトラブルになるかもしれないと不安を感じている方もいるのではないでしょうか。解体工事ができる時間帯は法律で限定されているため、近隣住民とのトラブルを防ぐためにも時間帯を把握しておくことが大切です。

この記事では、解体工事ができる時間帯やトラブルを防ぐためのポイントを解説します。

解体工事ができる時間帯

解体工事では騒音や振動が発生するため、騒音規制法と振動規制法によって作業時間が以下のように制限されています。

住宅地や商業地(第1号区域)

作業可能時間帯午前7時~午後7時
1日あたりの作業時間10時間以内

工業地帯(第2号区域)

作業可能時間帯午前6時~午後10時
1日あたりの作業時間14時間以内

その他の基準

連続日数6日以内
作業可能日日曜日や祝日以外
騒音の大きさ敷地境界において85dBを超えないこと
振動の大きさ敷地境界において75dBを超えないこと

実際の作業時間は、解体業者によって異なります。午前8時以降に作業を始めたり、午後5時までに作業を終えたりするように解体業者と調整し、近隣住民の迷惑にならないように配慮しましょう。

道路を通行止めにできる時間帯

解体工事のために道路を通行止めにするときは、警察に道路使用許可の申請をする必要があります。

通行止めにできる時間帯は、解体作業の時間の前後30分程度を延長した時間が目安です。例えば、午前8時から午後5時に解体作業をする場合は、午前7時30分から午後5時30分までで道路使用許可の申請をします。

ただし、施工場所の交通量を考慮する必要があるため、交通量の多い場所では長時間の通行止めができない可能性があります。必要に応じて事前に警察に相談してみましょう。

解体工事でよく起こるトラブル

解体工事では騒音や振動だけでなく、粉じんによってトラブルが発生する可能性があります。

ここでは、解体工事でよく起こるトラブルを解説します。

騒音によるトラブル

騒音規制法に定められた時間外の作業は、近隣住民の睡眠や家族団らんの時間を妨害してしまうため、クレームにつながることがあります。また、法律で許可された時間内であっても、在宅ワークや子育て中の方から騒音に対するクレームが発生する可能性があります。

解体作業をする際は騒音規制法に従うだけでなく、防音シートの設置や工法の変更によって騒音を抑えることが大切です。

振動によるトラブル

解体工事では、騒音だけでなく振動によるトラブルが発生する可能性があります。例えば、解体作業で発生した振動によって近隣住宅の外壁にヒビが入ったり、庭木が損傷したりすることがあります。

作業時間を守っていても、大きな振動で近隣住宅に被害が生じると損害賠償を請求される恐れがあるので、解体現場の周辺を解体業者と確認しておきましょう。また、トラブルに発展したときに証拠として提出できるように工事前に現場周辺の写真を撮っておくのもおすすめです。

粉じんによるトラブル

解体工事中に発生した粉じんが近隣住民の洗濯物に付着することでトラブルに発展するケースがあります。粉じんが発生する可能性がある場合は、近隣に迷惑がかからないように防じんシートを設置したり、水を撒いたりして粉じんが飛散しないようにしましょう。

近隣住民とのトラブルを防止するためには、どのような工事をいつから実施するのかを工事前の挨拶で伝えておくことが大切です。挨拶に行くときは、工事予定や工法の質問に答えられるように解体業者の担当者に同行してもらうようにするのがおすすめです。

解体業者のマナー違反によるトラブル

解体業者のマナー違反が原因で近隣住民とのトラブルに発展する場合があります。

例えば、路上でタバコを吸ったり敷地外に資材を置いたりすることが考えられます。マナー違反によるトラブルを防止するためにも、費用だけでなく解体業者の口コミやレビューをよく確認しておきましょう。

解体工事のトラブルを避ける方法

解体工事のトラブルを避けるためには、施主として防音・防じん対策や作業時間を確認しておくことが大切です。

ここでは、解体工事のトラブルを防止するための方法を詳しく紹介します。

工事前に挨拶をする

解体工事でトラブルに発展しないようにするためには、工事前に近隣住民に挨拶をすることが重要です。

工事前の挨拶は解体業者だけでなく、施主として騒音や振動で迷惑をかけてしまうことを説明しておくことが大切です。近隣住民と直接会って説明しておくと、工事に対する理解が得られやすくなるので、大きなトラブルに発展することを防止できるでしょう。を深められます。

挨拶をする際に騒音が発生する日時を記載した工程表を渡せば、近隣住民と工事を避けた方がいい時間帯を調整できます。加えて、タオルやお菓子などの粗品も準備しておきましょう。

防音・防じん対策を徹底する

騒音や粉じんが発生する作業をする際は、防音・防じんシートで近隣住民に迷惑がかからないようにしましょう。

騒音や粉じんが養生シートで対策できない場合は、解体業者に工法を変更してもらうのも1つの手段です。ただし、重機やクレーンを使用する時間を減らすために手作業を増やすと、作業効率が下がることで解体費用が高くなってしまう場合があるので注意が必要です。

想定外の追加費用にならないためにも、現地確認をしたうえで見積書を提出してもらうようにしましょう。

作業時間をチェックする

解体業者によっては、工期を短縮するために夜間や祝日に作業をする場合があります。台風や雨などのやむを得ない理由で作業をしている状況もありますが、近隣住民からすると予定外の作業となります。

思わぬトラブルに発展しないためには、予定時間で作業を終えているのかを定期的に確認することが大切です。予定外の時間帯に工事をしている場合は、解体業者の責任者に連絡してみましょう。

解体業者が時間外に作業していた場合の対処法

法律で許可されている時間外に作業すると、近隣トラブルに発展する可能性があります。大きなトラブルにならないためにも、適切な対処法を押さえておきましょう。

ここでは、解体業者が時間外に作業をしていた場合の対処法を解説します。

解体業者に改善を要求する

近隣住民から騒音や振動、粉じんなどのクレームがあったときは、解体業者に工法を変えたり、防音シートを追加したりするなどの改善を要求しましょう。

解体工事の依頼者である施主からの要望は聞き入れてもらいやすく、スムーズに解決できます。一方、近隣住民から解体業者に直接クレームが入ると、トラブルがより大きくなってしまう可能性があるので注意しましょう。

近隣住民への挨拶をする際は解体業者の連絡先だけでなく、自身の連絡先も合わせて伝えておくと安心です。

消費生活センターに相談する

解体業者に要求しても改善されない場合は、消費生活センターに相談しましょう。消費生活センターは、全国各地に設けられており、専門の相談員が公正な立場で対応してくれます。

解体業者とトラブルになりそうなときも相談してみることをおすすめします。

まとめ

住宅地や商業地で解体工事をする際は、午前7時から午後7時の間で1日10時間以内に作業を終えなければなりません。近隣住民とのトラブルを防ぐためには、工事前に挨拶をしたり、防音・防じん対策を徹底したりすることが大切です。

要求したにも関わらず解体業者が改善しない場合は、消費生活センターに相談することも視野に入れましょう。

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