木造家屋解体はいくらかかる?見積もりで損しないための完全ガイド
- 各種届け出
- 2025.10.02
岡山にお住まいの皆様こんにちは! 岡山の解体パートナーズブログ更新担当です!
「実家の空き家をどうにかしたい」「建て替えのために家を壊したいけど、何から始めればいいかわからない」と悩んでいませんか?
木造家屋の解体は、人生で何度も経験することではないので、何から手をつければいいのか、費用はいくらかかるのか、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、木造家屋の解体にかかる費用相場から、工事の流れ、そして信頼できる解体業者の選び方まで、知っておくべき情報を網羅的に解説します。
この記事を読めば、木造家屋解体に関する疑問や不安が解消され、安心して次のステップへ進むための具体的な行動計画が立てられるようになります。
親から受け継いだ大切な実家をどうするか悩んでいる方、建て替えを検討している方、空き家問題を解決したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
なぜ費用に差が出る?木造家屋解体費用の内訳
木造家屋の解体費用は、決して安い金額ではありません。インターネットで解体費用を調べると、
「1坪あたり約3万円から5万円」
などと書かれていることが多いですが、実際に解体業者から見積もりを取ると、その金額から大きく外れることも珍しくありません。
なぜ木造家屋の解体費用にはこれほど差があるのでしょうか。
その答えは、解体費用がいくつかの項目で構成されているからです。
それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。
費用を左右する「本体工事費」と「付帯工事費」
木造家屋の解体費用は、大きく分けて本体工事費と付帯工事費、そしてその他諸経費で構成されています。
本体工事費は、建物そのものの解体にかかる費用です。
これは建物の構造や規模によって決まり、木造家屋の場合、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物と比較して安価な傾向にあります。
たとえば、建物の解体、廃材の搬出、処分費用、整地作業などが含まれます。
解体業者によって多少の費用の差はありますが、基本的には建物の坪数によって概算費用を計算することが可能です。
しかし、見積もり金額が安すぎる場合には注意が必要です。過去に安すぎる見積もりの解体業者に依頼したところ、不法投棄を行っていたというケースも耳にしたことがあります。
一方、付帯工事費は、建物本体の解体以外にかかる費用のことです。
たとえば、庭にあるブロック塀や庭石、樹木、物置、カーポートなどを撤去する費用がこれにあたります。
これらは建物の解体とは別に見積もりが計上されることが一般的です。
たとえば、道路に面したブロック塀や、家屋の裏に生い茂った樹木の撤去費用は、それぞれ個別に算出されます。
付帯工事費は、建物の状況や、付帯物の数、大きさによって大きく変わります。
また、アスベストが含まれる建材が使われている場合、アスベスト除去費用も別途かかります。
これは法律で定められている作業のため、専門の知識を持った業者でなければ対応することができず、費用も高額になります。
費用に影響するその他の要因
その他にも、木造家屋の解体費用には以下のような要因が影響します。
立地条件:
道路が狭く重機が入りにくい場所や、隣家との間隔が狭い場所では、手作業での解体が必要になり、費用が高くなる傾向にあります。
家屋の状態:
建物が老朽化し、倒壊の危険性がある場合や、内部に大量の不用品が残されている場合も、作業が困難になり費用が上乗せされることがあります。
地中埋設物:
解体工事を進めていると、浄化槽や古い井戸、過去に撤去された建物の基礎などが地中から見つかることがあります。これらを撤去する費用は、見積もりの段階では分からないため、追加費用として請求されることがほとんどです。
坪数ごとの費用目安早見表
木造家屋の解体費用は、立地や建物の状態によって変動しますが、まずは大まかな相場を知ることで、予算を立てやすくなります。
以下に、一般的な木造家屋の解体費用の目安を坪数別にまとめました。
この費用はあくまで目安であり、実際の費用は解体業者から見積もりを取る必要があります。
| 坪数 | 解体費用目安(坪単価) | 総額目安 |
| 10〜20坪 | 約3万円〜5万円 | 約30万円〜100万円 |
| 20〜30坪 | 約3万円〜5万円 | 約60万円〜150万円 |
| 30〜40坪 | 約2.5万円〜4.5万円 | 約75万円〜180万円 |
| 40〜50坪 | 約2.5万円〜4.5万円 | 約100万円〜225万円 |
| 50坪以上 | 約2万円〜4万円 | 約100万円〜 |
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この表は、あくまで一般的な木造家屋の解体費用です。
この費用に加えて、付帯工事費や諸経費が加算されることを頭に入れておきましょう。
たとえば、私の友人が実家を解体した際、見積もりは坪単価4万円で、30坪なので約120万円と予想していました。
しかし、庭に大きな木が数本生えていたり、ブロック塀の撤去が必要だったりしたため、最終的な請求額は約180万円近くになったそうです。
費用を安く抑えるための3つのポイント
木造家屋の解体費用は、決して安くはありませんが、工夫次第で費用を抑えることが可能です。
ここでは、解体費用を節約するための具体的なポイントを3つご紹介します。
相見積もりを取る
相見積もりは、複数の解体業者から見積もりを取ることを指します。
複数の業者から見積もりを取ることで、それぞれの費用やサービス内容を比較検討することができます。
費用だけでなく、工事の進め方や業者の対応なども比較できるため、ご自身の希望に合う業者を見つけやすくなります。
複数社を比較することで、相場が把握でき、不当に高額な見積もりを出している業者を避けることができます。
私の経験談ですが、以前、知人が解体業者を探していた時、1社目の見積もりでは付帯工事費がかなり高かったため、他の業者にも見積もりを依頼したところ、付帯工事費が大幅に安くなり、結果として数十万円の節約になったそうです。
不用品は事前に処分する
解体工事で出た廃材や家財道具の処分費用は、解体費用に含まれることが一般的です。
しかし、事前に自分たちで不用品を処分しておくことで、解体業者が引き取る廃材の量が減り、その分処分費用を抑えることができます。
たとえば、家具や家電製品、衣類などは、リサイクル業者に買い取ってもらったり、粗大ごみとして処分したりすることで、費用を削減できます。
自分でできる範囲で、できるだけ多くの不用品を処分しておくと、解体業者への依頼費用を抑えることができます。
補助金制度を利用する
国や地方自治体では、空き家対策や耐震化を目的とした木造家屋の解体補助金制度を設けている場合があります。
補助金の対象となる条件は自治体によって異なりますが、たとえば「昭和56年5月31日以前に建てられた家屋」や「空き家」などが条件となることが多いです。
補助金制度を利用することで、解体費用の一部をまかなうことができ、自己負担額を大幅に減らすことが可能です。
岡山県でも、空き家解体費用の補助金制度を設けている市町村があります。
知っておきたい!木造家屋解体工事の全体的な流れ
木造家屋の解体工事は、業者選びから完了まで、いくつかのステップを踏んで進んでいきます。
ここでは、解体工事の全体的な流れを具体的に解説します。
解体工事前に行うべきこと
解体工事を始める前に、いくつか準備しておくべきことがあります。
これらの準備を怠ると、工事がスムーズに進まなかったり、思わぬトラブルに発展したりする可能性があります。
近隣住民への挨拶回り:
解体工事では、騒音や振動、粉塵が発生します。工事が始まる前に、近隣住民の方々へご挨拶に伺い、工事期間や時間帯、連絡先などを伝えておくことが大切です。解体業者が挨拶回りを行うことが一般的ですが、施主も一緒に挨拶することで、より良い関係を築くことができます。
ライフライン(電気・ガス・水道)の停止:
解体工事中に危険がないように、電気、ガス、水道は工事開始前に停止する必要があります。解体工事に必要な水道は、解体業者が使用するためのものですので、契約は残しておきましょう。
建物内部の不用品処分:
事前に自分で処分できる不用品は処分しておきましょう。解体業者が不用品を処分する場合、別途費用が発生します。
届出の提出:
建物解体工事を行う場合、都道府県の条例によって、解体工事着手届や建築リサイクル法の届出を提出する必要があります。届出の提出は解体業者が代行することが多いですが、施主自身でも確認しておくことが大切です。
実際の解体工事から完了までの流れ
解体工事が始まってから完了するまでの一般的な流れは以下のようになります。
足場と養生の設置:
解体工事を行う前に、建物全体を囲むように足場を組み、粉塵の飛散を防ぐための養生シートを張ります。これは近隣住民の方々への配慮であり、安全に工事を進めるために不可欠な作業です。
内装材の撤去:
建物内部の畳や壁、窓ガラス、建具などを手作業で撤去します。これは、廃材を種類ごとに分別するためです。
建物本体の解体:
重機を使って、屋根や壁、柱といった主要な部分を解体していきます。この際、騒音や振動が発生します。
廃材の分別と搬出:
解体された廃材は、木くず、コンクリートくず、鉄くずなど、種類ごとに分別してトラックに積み込み、産業廃棄物処理場へ運びます。
基礎の撤去・整地:
建物本体の解体が終わったら、地中に埋まっている基礎部分を撤去します。その後、地面を平らにならす整地作業を行います。
工事完了:
最終確認を行い、問題がなければ工事完了となります。
失敗しないための業者選びのポイント
木造家屋の解体は、人生で何度も経験するものではありません。
だからこそ、信頼できる解体業者を選ぶことが非常に重要です。
しかし、数多くある解体業者の中から、どのようにして優良な業者を見つければよいのでしょうか。
ここでは、失敗しないための業者選びのポイントを3つご紹介します。
解体業者の選び方で見極めるべき3つのこと
建設業許可や解体工事業登録の有無:
建設業許可や解体工事業登録は、法律に基づいて解体工事を行うために必要な免許です。
許可や登録を所持している業者は、一定の技術力や信用があることの証明となります。
逆に、これらを持っていない業者は、違法な工事を行う可能性があり、トラブルに巻き込まれるリスクが高まります。
解体工事を依頼する際は、必ず事前に業者のホームページや、国土交通省のデータベースなどで確認しましょう。
見積書の内容が明確か:
見積書は、解体工事の費用や内訳を記した重要な書類です。
優良な解体業者の見積書は、本体工事費、付帯工事費、諸経費などが細かく明記されています。
一方、悪徳業者の見積書は、「解体工事一式」などと書かれているだけで、詳細な内訳が不明瞭なことが多いです。
見積もりの内容について、質問した際に丁寧に答えてくれるかも、業者を見極める重要なポイントです。
産業廃棄物処理の許可証を所持しているか:
解体工事で発生した廃材は、産業廃棄物として適切に処理する必要があります。
産業廃棄物処理の許可証を所持していない業者は、不法投棄を行う可能性があり、施主も責任を問われることがあります。
許可証は、各自治体のホームページなどで確認できる場合があります。
私の知人の話ですが、以前依頼した解体業者が、産業廃棄物処理の許可を持っていなかったため、解体した廃材を不法投棄しており、行政から連絡が来たという話を聞いたことがあります。
まとめ
この記事では、木造家屋の解体に関する費用相場から、工事の流れ、そして信頼できる解体業者の選び方までを解説しました。
| 解体費用は、本体工事費、付帯工事費、諸経費で構成されており、立地条件や付帯物の有無によって大きく変動します。 |
| 複数の業者から相見積もりを取り、自分でできる範囲で不用品を処分し、補助金制度を利用することで、費用を安く抑えることができます。 |
| 解体工事は、近隣への挨拶回りから始まり、足場の設置、解体、廃材の搬出、整地という流れで進んでいきます。 |
| 業者を選ぶ際は、建設業許可や産業廃棄物処理の許可を持っているか、見積書の内容が明確か、といった点をしっかり確認することが大切です。 |
木造家屋の解体は、人生で何度もあることではありません。
だからこそ、後悔しないように、正しい知識を持って信頼できる業者に依頼することが重要です。
岡山県で安心して依頼できる解体業者をお探しの方は、ぜひ「解体パートナーズ」にお任せください!
「解体パートナーズ」では、解体工事に必要な許可や免許を保持しており、法令遵守して作業できる優良解体業者を厳選しています。
お客様と直接やりとりをするのは「解体パートナーズ」の管理会社1社のみとなっているので、お客様が1社ずつ対応する必要はなく同条件で各業者への見積もり依頼を行うことが可能です。