浄化槽の撤去・解体は必要?放置リスクと正しい対処法を解説
- 付帯工事
- 2025.08.21
岡山にお住いの皆様こんにちは!
岡山の解体パートナーズブログ更新担当です!
浄化槽の撤去や解体は、空き家整理や建て替え時によく直面するテーマです。
「このまま放置していてもいいの?」「費用はどれくらい?」「どこに頼めば安全?」といった疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事では、「浄化槽 撤去 解体」の必要性から手順、費用、補助金、そして業者選びまで、知っておきたい情報をわかりやすくご紹介します。
この記事を読むことで、浄化槽の撤去を検討する際の判断材料が手に入り、余計なトラブルや無駄な出費を防ぐことができます。
岡山で家の建て替えを予定している方
空き家の浄化槽が気になっている方
安全で適正価格な撤去を希望している方
このような方は、ぜひ最後までご覧ください!
浄化槽の撤去・解体はなぜ必要?
浄化槽は、家庭から出る生活排水を処理するための設備ですが、使わなくなったからといって放置して良いものではありません。
実は、放置によって思わぬトラブルを招くケースもあるのです。
使用していない浄化槽の放置は地盤沈下や悪臭の原因になる
浄化槽の中身が空になった状態で地中にあると、年月とともに沈下したり、雨水がたまり腐敗したりすることがあります。
悪臭が発生することや、衛生害虫が発生する事例も見られます。
建て替えや売却時の障害になることがある
建て替えの際、古い浄化槽が邪魔になることで新しい建物の基礎設計に支障をきたすケースがあります。
また、不動産売却時に買主から「浄化槽を撤去してから売ってほしい」と依頼されることも珍しくありません。
法律や条例で撤去を求められる場合がある
自治体によっては、「使っていない浄化槽を撤去・埋戻し処理しなければならない」といった条例があることもあります。
行政指導の対象になる前に、早めの対応が推奨されます。
浄化槽撤去・解体の流れと必要な準備
浄化槽の撤去には、専門的な手順と届出、そして安全対策が必要です。
以下に具体的な流れをご紹介します。
現地調査からスタートするのが基本
まずは、解体業者による現地調査を行います。
調査では浄化槽の材質、設置場所、深さ、周辺状況などを確認し、それに基づいて見積もりが作成されます。
汚泥の抜き取りと洗浄が必要
撤去作業の前に、浄化槽内の汚泥をバキュームカーで吸引し、内部をしっかり洗浄します。
これを怠ると、作業中に悪臭や汚水漏れが発生するリスクがあります。
解体と撤去作業の進め方
重機や手作業で、コンクリート製・FRP製の浄化槽を取り壊し、搬出します。
周辺の配管や埋設物に注意しながら慎重に作業を進めます。
埋戻しと整地までが一連の流れ
撤去後の穴には良質な土を埋め戻し、転圧して沈下を防ぎます。この作業を丁寧に行うことで、土地の有効利用や売却の際にも安心です。
浄化槽撤去・解体にかかる費用相場と内訳
費用面の不安は誰しも感じるポイントです。
ここでは費用相場とその内訳を具体的に説明します。
浄化槽のサイズと材質で費用は変わる
小型のFRP製浄化槽であれば約10万円程度から可能ですが、大型のコンクリート製となると約20~30万円前後になることもあります。
掘削のしやすさや設置状況も大きく影響します。
主な費用内訳は以下のとおり
- 現地調査・見積もり:無料~約1万円
- 汚泥抜き取り・清掃:約2万〜4万円
- 浄化槽本体の解体作業費:約5万〜15万円
- 埋戻し作業費:約5万〜10万円
- 廃材の運搬・処分費:約2万〜5万円
これらを合計すると、一般的なケースでは約15万〜25万円が多くの目安となります。
費用を抑えるには複数業者の見積もりが鍵
一社だけに見積もりを依頼すると、高めの価格で契約してしまうことがあります。
最低でも2〜3社の相見積もりを取り、費用と対応のバランスを比較することが重要です。
撤去・解体に使える補助金制度はある?
地域によっては、浄化槽の撤去や下水道接続に関する補助制度が利用できる場合があります。
下水道接続義務がある地域は補助対象になることも
下水道が整備されている地域では、自治体が浄化槽撤去や公共下水道接続に対し補助金を出すことがあります。
補助対象になるには工事前の申請が必須です。
補助金の例(岡山市)
岡山市では、下水道接続義務地域での浄化槽撤去に対して最大で20万円程度の補助金が交付される場合があります。
条件を満たす必要があるため、事前に役所の窓口やHPで確認しましょう。
申請のタイミングと注意点
補助金は「工事前」に申請しなければ対象外となります。
また、補助対象工事でないと支給されないため、業者に事前確認してもらうことが大切です。
浄化槽撤去後に注意すべき点とは?
浄化槽を撤去して終わりではありません。
撤去後の土地管理や安全対策にも、いくつか重要なポイントがあります。
地盤沈下を防ぐための埋戻しと転圧が不可欠
撤去した跡地にしっかりと土を埋め戻さなければ、時間の経過とともに地盤沈下が発生する恐れがあります。
特に、軽い土や転圧不足の状態では、土地が不安定になり、建物の基礎や外構に悪影響を及ぼす可能性があります。
配管の処理を怠るとトラブルに
浄化槽から伸びている排水管が残されたままになると、雨水の流入や臭気、害虫発生などの問題が発生します。配管の封鎖や撤去も含めた「完全な処理」が必要です。
売却や再利用時にトラブルになるケースもある
不動産売却時や新たに建築する際に「以前の浄化槽が不適切に埋まっていた」と問題になることがあります。
地中埋設物が残っていると、買主が契約を断ったり、地盤調査で再工事が必要になることもあります。
撤去証明書の発行を忘れずに
自治体によっては、浄化槽撤去後に「廃止届」や「撤去完了報告書」の提出を求められることがあります。
工事後に業者へ撤去証明の発行を依頼し、行政への提出を行いましょう。
信頼できる浄化槽撤去業者の選び方
浄化槽の撤去は、知識と経験を要する専門工事です。
業者選びを誤ると、後から大きな問題が起きるリスクもあります。
建設業許可や産業廃棄物処理許可を確認する
信頼できる業者は、解体工事に関する建設業許可(解体工事業登録)や、廃棄物の処分に必要な産業廃棄物収集運搬業の許可を持っています。
許可がない業者に依頼すると、不法投棄などの問題に巻き込まれる可能性があります。
浄化槽の撤去実績が豊富な業者を選ぶ
浄化槽は地中にあり、構造も多様です。
撤去の経験が浅い業者では、不完全な処理や配管の切り忘れが起きることもあります。
過去の事例や写真などを見せてもらうと安心です。
対応地域や対応スピードも大切なポイント
浄化槽撤去工事は、近隣への配慮や行政との調整が必要です。
地域密着型の業者であれば、地元ルールに精通しており、スムーズに手続きを進めてくれます。
相見積もりを取ることで費用も見えてくる
信頼できる業者を見極めるには、複数の業者から見積もりを取るのが有効です。
費用の内訳が詳細に記載されているか、説明が丁寧かどうかを確認しましょう。
まとめ
「浄化槽 撤去 解体」は、使わなくなったからといって放置してはいけない重要な作業です。
放置による地盤沈下や臭気、さらには行政指導の対象になるリスクがあります。
この記事では以下のポイントを解説しました。
| 浄化槽の放置リスクと撤去の必要性 |
| 撤去・解体工事の流れと必要な準備 |
| 費用相場と内訳、追加費用の可能性 |
| 利用できる補助金の概要と申請方法 |
| 撤去後に注意すべき土地の管理や配管処理 |
| 信頼できる業者を選ぶための具体的なチェックポイント |
浄化槽の撤去は、専門的な知識と安全な施工が求められるため、信頼できる業者への依頼が何よりも重要です。
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