浄化槽の撤去で損しないために!費用相場と見積もりで確認すべき3つのポイント
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- 2025.09.18
岡山にお住まいの皆様こんにちは! 岡山の解体パートナーズブログ更新担当です!
「実家を解体することになったけれど、浄化槽の処分ってどうすればいいんだろう?」
「浄化槽の撤去費用ってどれくらいかかるの?」といった疑問や不安をお持ちではないでしょうか。
浄化槽の撤去は、普段の生活ではあまり馴染みのないことであり、多くの方が同じように悩んでいます。
この記事では、浄化槽の撤去に関するあらゆる疑問を解決するために、費用相場、手続きの流れ、信頼できる業者の選び方まで、専門家として分かりやすく解説します。
この記事を最後まで読んでいただくと、浄化槽の撤去に必要な知識を網羅的に理解でき、安心して工事を進めることができます。
具体的な費用や手続きの流れが分かるため、事前に準備を進めることが可能です。
また、信頼できる業者を見極めるポイントを知ることで、高額請求や手抜き工事といったトラブルを避けることができます。
これから浄化槽の撤去を考えている方、すでに解体工事を進めており浄化槽の処分に悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
浄化槽の撤去が必要な理由とは?
ご自宅の敷地内にある浄化槽は、生活排水をきれいにする重要な設備です。
しかし、下水道が整備された地域では、浄化槽の撤去が義務付けられています。
では、なぜ浄化槽の撤去が必要なのでしょうか。
浄化槽を放置するリスク
浄化槽を放置することには、いくつかの大きなリスクが伴います。
これらのリスクを理解し、適切な対応をすることが重要です。
まず、浄化槽を放置すると悪臭や害虫が発生する可能性があります。
浄化槽内の汚水や汚泥が放置されると、腐敗が進み、強烈な異臭を放つことがあります。この異臭は近隣住民とのトラブルの原因にもなりかねません。
また、浄化槽内はハエや蚊などの害虫が繁殖しやすい環境であり、衛生的にも問題となります。
私の経験では、ある物件で浄化槽の撤去を怠った結果、夏場に浄化槽から大量のハエが発生し、近隣の方から苦情が寄せられたケースがありました。
この際、浄化槽の撤去工事は急遽行われましたが、住民の方々に多大なご迷惑をおかけしてしまいました。
次に、浄化槽の老朽化による地盤沈下や陥没のリスクです。
長年使用された浄化槽は、経年劣化によりFRP(強化プラスチック)製の本体にひび割れが生じることがあります。
ひび割れから雨水などが浸入すると、浄化槽周辺の地盤が緩み、地盤沈下や陥没を引き起こす可能性があります。
特に浄化槽の上に車庫を設置している場合など、重量がかかる場所ではこのリスクが高まります。
実際に、浄化槽が原因で地盤沈下が発生し、建物の基礎にひびが入ってしまった事例もあります。
さらに、浄化槽を放置すると、不要な維持管理費用が発生し続けます。
浄化槽は法律で年1回の清掃と点検が義務付けられています。使用していない場合でも、この義務は免除されません。
そのため、浄化槽を放置していると、使っていないにもかかわらず、清掃や点検の費用を払い続けることになります。
この費用は年間数万円にもなるため、無駄な出費を避けるためにも、浄化槽の撤去は経済的なメリットがあります。
浄化槽の撤去費用、相場はどれくらい?
浄化槽の撤去費用は、浄化槽の種類や大きさ、工事の難易度によって大きく異なります。
ここでは、一般的な相場と、費用を構成する主な要素について解説します。
浄化槽の撤去にかかる費用の相場は、約10万円から50万円程度です。
この金額は、浄化槽の大きさや、地上からどれくらい埋まっているか、また工事を行う業者によって変動します。
内訳を徹底解説!費用に影響する3つの要素
浄化槽の撤去費用は、いくつかの要素で構成されています。
これらの要素を理解することで、見積もりの内容を正確に把握し、適正な価格で工事を依頼することができます。
撤去費用に影響を与える最初の要素は、浄化槽の種類と大きさです。
浄化槽には、単独処理浄化槽と合併処理浄化槽があります。
単独処理浄化槽はトイレの排水のみを処理する小型のものが多く、撤去費用は比較的安価です。
一方、合併処理浄化槽は家庭のすべての排水を処理するため、大型で、撤去費用が高くなる傾向があります。
また、FRP製やコンクリート製といった素材によっても、撤去作業の難易度が変わり、費用に影響します。
次に、工事現場の状況です。
浄化槽が設置されている場所が、重機が入りやすい場所か、手作業での掘削が必要な狭い場所かによって、費用は大きく変わります。
重機が入れる場所であれば効率的に作業が進みますが、狭い場所では手作業での作業が増え、人件費が上昇します。
また、浄化槽が建物の基礎や構造物の近くにある場合は、慎重な作業が求められるため、工期が長くなり、費用も高くなる傾向があります。
最後に、工事内容と業者による価格の違いです。浄化槽の撤去工事には、浄化槽を完全に掘り出して撤去する方法と、浄化槽に穴を開けて砂などを詰める方法(埋め戻し)があります。
完全に撤去する場合は費用が高くなりますが、将来的な土地の利用を考えると安心です。
一方、埋め戻しは費用が安く抑えられますが、土地の売却時に浄化槽が残っていることが問題になる場合があります。
また、業者によっても価格設定は異なります。
複数の業者から見積もりを取ることで、相場を把握し、適正な価格で依頼することが可能です。
浄化槽の撤去はどこに頼む?業者選びの3つのポイント
浄化槽の撤去を依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが非常に重要です。
悪質な業者に依頼してしまうと、高額請求や手抜き工事といったトラブルに巻き込まれる可能性があります。
失敗しない!浄化槽の撤去業者の選び方5選
浄化槽の撤去を成功させるためには、信頼できる業者を選ぶことが不可欠です。
以下に、失敗しないための業者選びのポイントを5つご紹介します。
1つ目のポイントは、必要な許可や資格を保有しているか確認することです。
浄化槽の撤去には、「産業廃棄物収集運搬業許可」や「建設業許可」が必要です。
これらの許可を保有していない業者は、違法な工事や不適切な処分を行う可能性があり、後々大きなトラブルに発展する可能性があります。
依頼する前に、必ず業者のウェブサイトや見積書などで許可番号を確認しましょう。
2つ目のポイントは、複数の業者から相見積もりを取ることです。
一つの業者だけの見積もりでは、その価格が適正か判断できません。
複数の業者から見積もりを取ることで、相場を把握し、費用やサービス内容を比較検討することができます。
浄化槽の撤去費用は業者によって大きく異なるため、最低でも3社程度から見積もりを取ることをお勧めします。
3つ目のポイントは、見積もりの内容が明確で分かりやすいかどうかです。
優良な業者は、見積書に工事費用の内訳(人件費、重機費用、運搬費用など)を詳細に記載してくれます。一方、一式としか書かれていないなど、内訳が不明瞭な見積もりは注意が必要です。
不明な点があれば、納得できるまで質問し、丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。
4つ目のポイントは、口コミや実績を確認することです。
インターネット上には、業者の口コミや評判が掲載されていることがあります。実際にその業者に依頼した人の声は、業者選びの重要な判断材料になります。
また、過去の浄化槽撤去実績が豊富にある業者であれば、安心して任せることができます。
ウェブサイトに掲載されている施工事例なども参考にしましょう。
5つ目のポイントは、対応が丁寧で親切であることです。
問い合わせや見積もり依頼の際の電話対応やメールの返信が迅速で、質問に対して丁寧に答えてくれる業者は信頼性が高いと言えます。
工事は数日間にわたることが多いため、業者とのコミュニケーションは非常に重要です。担当者との相性も考慮して選ぶと良いでしょう。
撤去から完了までの流れと必要な手続き
浄化槽の撤去工事は、いくつかの段階を経て完了します。
また、工事の前には行政への届出などの手続きが必要です。
ここでは、工事の全体像を把握し、スムーズに進めるための流れと必要な手続きについて解説します。
撤去工事の流れと期間はどれくらい?
浄化槽の撤去工事は、通常、以下の流れで進められます。
各段階での作業内容を理解することで、工事の進捗状況を把握することができます。
まず、浄化槽の汲み取りと清掃を行います。
浄化槽内には、汚泥や汚水が溜まっているため、専門の清掃業者に依頼して、これらを完全に抜き取ります。
この作業が不十分だと、撤去後の土地から悪臭が発生する原因となります。
私の経験では、この最初のステップを丁寧に行うことが、後のトラブルを防ぐ上で非常に重要だと感じています。
次に、浄化槽の解体・撤去作業です。浄化槽の周りを掘削し、重機を使って浄化槽本体を吊り上げて撤去します。
浄化槽の構造や設置状況によっては、ハンマードリルなどを使って解体しながら撤去することもあります。
浄化槽が撤去された後は、その穴に土砂を埋め戻し、地盤を固めます。
この際、将来的に建物の基礎や駐車場にする予定がある場合は、良質な土を使い、しっかりと転圧することが重要です。
最後に、工事現場の整地と清掃です。浄化槽が撤去され、埋め戻しが終わったら、土地を平らにならし、工事で出たゴミなどをきれいに片付けます。
この後、浄化槽撤去の完了報告書を提出して、すべての作業が完了となります。
浄化槽の撤去にかかる期間は、通常1日から2日程度ですが、土地の状況や天候によっては、数日かかることもあります。
浄化槽の撤去には、行政への届出が必要です。
まず、浄化槽を廃止する際には、自治体に「浄化槽使用廃止届」を提出しなければなりません。
この手続きは、浄化槽の撤去工事後30日以内に行う必要があります。届け出を怠ると、罰則が科せられる場合があるため、注意が必要です。
まとめ
この記事では、浄化槽の撤去に関する費用や手続き、そして信頼できる業者の選び方について詳しく解説しました。
浄化槽の放置は、悪臭や地盤沈下といったリスクを伴うだけでなく、不要な維持管理費用も発生します。
浄化槽の撤去は、専門的な知識と技術を必要とする工事であり、安心・安全な作業を行うためには、信頼できる業者選びが最も重要です。
岡山県で安心して依頼できる解体業者をお探しの方は、ぜひ「解体パートナーズ」にお任せください!
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